北欧って本当に幸せなの?ースウェーデンってどんな国?
北欧と言われて、どんなイメージを思い起こすでしょうか。
はたまた、毎年夏になるとまったく日が沈まない、白夜?
目を閉じると、あなたにはどんな北欧のイメージが浮かんできますか?
私が留学していたのは、そんな北欧諸国の1つ、スウェーデンです。
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そもそもスウェーデンってどこ?どんな国?
スウェーデンは、右隣にフィンランド、左隣にノルウェーが位置している北欧諸国の1つです。
また現在も王族が存在するため、正式名称は「スウェーデン王国」となります。
スウェーデン王国の面積は日本の約1.2倍、人口は日本の10分の1以下の、約1000万人。
日本の人口が約1億3000万人であることを考えると、随分と広い土地に日本の10分の1以下の人が住んでいることが伺えます。
(実際には、比較的住みやすい南部に人口が集中しているのですが…)
また日本の国土は4分の3が山地、と言われていますが、スウェーデンの山地は10%に届きません。一方で、川や湖はその山地と同等の面積を誇っています。実に国土の10%が水で覆われているわけですね。*1
そのため、飛行機からスウェーデンを見下ろすと、広大な平地にたくさんの湖が広がっているのを見ることが出来ます。
美しい風景に、かわいい家。下手にリゾート地に行くよりも、ずっとフォトジェニックなのではないでしょうか。
2.自然享受権って?
このように美しい景色を誇るスウェーデンは、民泊サイトのAirbnbにおいて、あるキャンペーンを行ったことで一時期話題になりました。
それは、スウェーデン国土の全てをAirbnbで登録するというもの。
sweden.withairbnb.com(スウェーデンの美しい風景を見たい方は、ぜひ2つ目のAirbnbのサイトに飛んでみて下さい)
このキャンペーンは、スウェーデンの自然享受権という考えに基づいて行われました。自然享受権とは、全ての人があらゆる土地に立ち入ることができ、またその恩恵を受けることができるというもの。
つまり、その辺にある野生のりんごをもぎって食べても、誰かが所有する土地に一時的にテントを張っても、罪に問われることはありません。
(土地の所有者に損害を与えることは禁止されているので、人が畑で育てている果実を食べてはだめですよ!)
3.平等を重んじる、幸福な国
さらにさらに、スウェーデン、と聞いて、幸せの国、と思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。実際にスウェーデンは国連の世界幸福度ランキングでも上位に食い込んでおり、世界的にも幸福な国として知られています。
この幸福な国ランキングは様々な評価指標によってランク付けされているのですが、そのうち指標の1つとなっているのが「寛容性」です。
スウェーデンは福祉国家と言われるだけあって、富める人もそうでない人も、男性も女性も、結婚している人もそうでない人も、皆平等な扱いを受けられる、とされています。
でも……それって果たして本当なの?
と思うことが私には何度もありました。
スウェーデンに留学したことで、私は そもそも「平等」であるってどういうこと?ということを、考え直さざるを得なくなりました。
また、私が現地で感じたいろいろな違和感を通して、日本の北欧に対するイメージって間違ってるんじゃないかな?とも思っています。
このブログでは、そんな私の留学体験記についても、みなさんとシェアできたらと思っています。
次回からは、その具体的な内容についてじっくり語らせてください。
今日はここまで。では~